糸萱かぼちゃ 六次産業化に向けてVol.2

こんばんは。

地産地消料理研究家の中村恭子です。

本日は先週に引き続き糸萱かぼちゃの冷凍加工のお話です。

糸萱かぼちゃは急速冷凍加工をして、旬の美味しさを通年お届けすることができる、とわかったものの
最低でも1トン以上もの冷凍したかぼちゃをどこに保管しておくか、という問題が浮上してきました。

大型の冷凍庫を買って、保管する?

・・・にも生産者組合には事務所というものがありません。

では、事務所となる場所をどこか借りようか?

生産者の方々の中には、今はつかっていない家を持っている方も多いのですが、
空き家はあるとは言うものの、
冷凍庫を購入する等の初期投資費用 及び月々発生する電気代はバカになりません・・・

加工に際しても急速冷凍庫使用にかかる電気料金が1時間30円、
1回に冷凍できる量は5キロ、
冷凍にかかる時間が1〜2時間

1日の作業時間6時間として計算すると
30日休まず作業して、多くて900キロ 
これに加工に関わる方々の人件費がかります。

できるだけ初期費用を抑えて保管にかかる費用も留意しなければ
冷凍加工したかぼちゃの料金は跳ね上がり、販売していけるのかどうかも危うくなってきます。

さて、どうしたものか・・・

途方に暮れていた時に、
初期費用だけでも抑えられたらと思い浮かんだことは近隣の閉鎖された旅館やホテルなどの空き店舗のこと。
もしかしたら今でも使用可能な冷凍庫付きの空き物件(閉鎖されたレストランや旅館)があるかもしれない!
と、地元に顔のきく、茅野TMO事務局 宮坂事務局長さんに相談しました。
茅野TMOとは茅野の中心市街地活性化委員会(Town Management Organizations)という組織で、駅前を中心とした「新そばまつり」や「エキナカ市」「軽トラ市」などなど、様々なイベントを企画実行しています。私も2年前よりメンバーとして活動しています。

宮坂事務局長さんは代々続く地元の名士というだけでなく、そのお人柄もあり商工会はじめ多種多様の業界の方々にもよく通じている方なので、空き物件などの情報も耳に届いているのではないか、
そしてあわよくば
「地域資源となる糸萱かぼちゃのために、うちの店使っていいよ!」と言ってくれる善意の方をご存じないだろうかと、
期待を抱きながらも半ばダメ元で聞いてみたのです。

すると宮坂さんより思わぬ答え。

「個々で冷凍保管をするより、倉庫を利用してみませんか?
業務用の冷凍倉庫を持っている会社の社長は存じ上げていますよ」

とのこと。

「業務用の冷凍倉庫??」

聞けば1ヶ月 1フレコンで3000円とのこと。
※フレコンとはフレキシブルコンテナの略で、粉末や粒状物の荷物を保管・運搬するための包材のこと。
標準的な容量は100~1,000㎏程度。

安い!!

且つ、初期投資ゼロ、使用しない期間は経費が発生しないと、まさに糸萱かぼちゃ冷凍保管にとってうってつけの条件です!

嬉しい知らせを生産者組合理事会でご報告すると
「すぐに見学させてもらいましょう!」
ということになりました。

そんなわけで
諏訪市公設市場の中にある冷凍倉庫の視察へ行ってきました。

この冷凍倉庫は地元の大手運送会社スワリクさんの所有で
自社貨物の保管管理だけでなく、一般にも利用可能となっています。

次週はマイナス17度の凍える倉庫を管理する
温かいお人柄の社長率いるスワリクさんのご紹介とともに、

糸萱かぼちゃで繋がっていく友達の輪^^

色々な方のご協力で六次産業化への取り組みはまた一歩前へと進んでいきます。