糸萱かぼちゃ 六次産業化に向けてVol6

こんばんは。

地産地消料理研究家の中村恭子です。

先週に続き、今週も糸萱かぼちゃの販売方法の問題点における解決策です。

昨年までの販売方法は大きく分けて
①注文受販売
②直売所での販売
③イベント販売
④生産者個人による販売
の4つでした。
※各販売方法の問題点は「糸萱かぼちゃ 六次産業化に向けてVol4」
①と②の解決策は「糸萱かぼちゃ 六次産業化に向けてVol5」をご覧ください。

今週は③と④について、私見の解決策(案)です。

まずは③のイベント販売。
昨年まで糸萱かぼちゃはPRも兼ねて、県内に限らず都庁や銀座NAGANOなど都内での販売も積極的に行ってきました。
もちろん、出張費等の精算はされますが、都内での販売となると、販売に関わる人の人件費、というものはほぼ出すことができません。
売上から出張費を差し引くと人件費の分はマイナスとなってしまいます。

さて、ここからは私見です。
もちろん県外にPRをして知ってもらうことも大切ですが、
信州伝統野菜の糸萱かぼちゃは信州に来てもらって食べてもらったらどうか、というのが私の意見。

蓼科の秋の観光資源として
「糸萱かぼちゃを蓼科で食べよう!」というキャンペーンを打ち出せたらと思うのです。
近隣のホテルや旅館にはこの時期に糸萱かぼちゃを使ったお料理やお菓子を作ってもらい、
訪れた方々の味覚を楽しませる。
そうすることでPRと地元への販売が両立できますし、遠征販売にかかる諸経費を抑えることができます。

続けて④について

先月の総会で、とある生産者の男性から
糸萱地区以外でかぼちゃ作って「糸萱かぼちゃ」として売ってる人がいる、
とショッキングな報告がありました。

種の流出は防げないので、入手した種でかぼちゃをつくることはもちろんあると思われますが、
「信州伝統野菜」は種の保存だけでなく、栽培地についても基準があります。
そのために、「信州伝統野菜」の認定を受ける際には、現地の視察がおこなわれ、栽培地についても認定が必要となるのです。
糸萱かぼちゃは茅野市北山の糸萱地区で栽培されたかぼちゃが名乗ることができるのであって
他地域で作られたものは、同じ種であっても、その名称を語ることはできません。

生産者組合に加入していない他の作り手のモラルを信じること、
そして個々で販売をする際に信州伝統野菜の基準を地道に伝えていく
現状のトラブルについては今のところこの2つで対応していくしかなさそうです。

今週も最後までお読みいただきありがとうございました。

次週は糸萱かぼちゃ生産者組合発足から3年間利用させていただいた長野県の「元気作り支援金」の仕組みと
補助金を利用する立場として所見を述べようと思います。

それでは今週もどこかで
週に一度はベジタリアンライフを!
美味しく、楽しく、快適な体づくりのために〜