蓼科高原映画祭に参加して

おはようございます。

地産地消料理研究家の中村恭子です。
今朝は今年から実行委員会メンバーとなって参加した蓼科高原映画祭のご報告から。
蓼科高原映画祭は、蓼科を愛した小津安二郎監督を記念してスタートしました。

この映画祭では、小津監督作品の他、小津監督にゆかりのある監督作品や、今の名監督作品、往年の名作の数々を上映しています。
そんな蓼科高原映画祭は今年で20週年を迎え、
9月16日〜24日まで9日間にわたり開催され短編映画を含め約40作品が上映されました。

IMG_7926

IMG_7927
上映会場、他、トークショーなどの企画の会場となった茅野市民館の様子。
他に、茅野市に唯一の映画館 新星劇場でも上映されました。

記念すべき回ということで来場ゲストも例年以上に華やか。
岩下志麻さん、司葉子さん等、昭和を代表する女優さんをはじめ、
橋本愛さん、中西美帆さんら若手女優さんにもお越しいただき、豪華な顔ぶれが集結した映画祭ウィークとなりました。

さてこの度私が仰せつかったミッションは
なんと岩下志麻さんのアテンド、という大役!

ゲストアテンド担当の打ち合わせの場で、ゲスト担当者の方から
まずプレッシャーのお言葉が投げかけられました。
「何と言ってもあの、岩下志麻さんですから失礼のないようにお願いしますよ」
私の不安げな表情を見て、フォローが入ります。
「でもまあ、うちの映画祭はボランティアで成り立っているので、すべてがプロと同じようには行かないのは先方も承知してくださいます。少々のことは多め見てもらえるはずですから、あんまり心配しないようにね」

え〜〜〜?
どこまでが大目に見てもらえる失礼のないアテンドなのだろうか???

私は初のアテンド業務。
わからないことだらけです。
大まかな日程スケジュール以外は、その場で何があるかわからないとのことで、不安も倍増。
が、ゲスト担当者からは
「女性らしい気配りで、臨機応変に対応して下さい」と、ざっくりと業務を引き渡されたのでした。

そして
いざ岩下志麻さん御一行お迎えの22日(金)。
特急あずさから現れた岩下志麻さんは圧倒的な存在感の美しい方でした。

しばしポーとなりながらも
業務スタート。
ぎこちない笑顔で自己紹介の後は、すぐに宿泊先のホテルへとご案内です。
移動の車中では何を話せばいいのやら、ぐるぐると思考が空回りしながら、
あずさの揺れの話(振り子運転というそうで、鉄道マニアの方から聞いておいて良かった!)でお疲れではないかと伺ったり
車窓の景色の説明をしたり・・・ありきたりの会話しかできない自分がもどかしく
同乗のドライバーさんに唯一褒められた話題がお着物の話。

実は私、日本和装教育協会の師範を持っていまして・・・というお話から
「極妻」シリーズの着物姿の美しさへの話へとつながり
岩下さんがご出演されている他作品と極妻とでファン層が違うというお話などお聞きすることができました。
現在仕事にはまったく結びつかない着付けの資格が思わぬことでつながるものです。

何事も無駄なことはないのだなと、過去の自分に感謝できた瞬間でした。
さて23日(土)はいよいよ岩下志麻さんのゲストトークの日。
ホテルへのお迎えからスタートして会場の市民館楽屋へとご案内します。
前日に、ホテルで行ったマネージャーさんとの打ち合わせ通り、楽屋の家具の配置変えをすまし、
同じくアテンド業務についている女性からのアドバイスで、予備のアイロンとアイロン台を用意したおかげで、
トラブルなく楽屋入りしていただくことができました。

その後は、
普段は腕時計をしない私ですが、この日のためにと着用した時計とタイマーを併用して時間とにらめっこ。
舞台に出ていただくタイミングをお伝えしたり、お席のご案内から宅配便の手配、お昼ごはんのセッティングと細々とした業務をもくもくとこなしていきます。

そうこうするうちに岩下さんのゲストトークが終わり、いよいよアテンド業務も終盤です。
あとはゲストを交えた交流パーティとお帰りのお見送りを残すのみ。

パーティでは一般のお客様も参加されるので、
無許可の撮影などが行われないように目を配り、ちょっとしたガードマンのような役割です。
帰りの電車の都合でパーティを途中で辞された後は
いよいよお見送り。

列車の遅延もなく、無事に特急あずさに乗車され、
華やかな笑顔で往年の大スターは茅野市を後にしたのでした。
翌日24日(日)はおもてなし部隊の隊長 大蔵さんの指揮下のもとに、おもてなしの食材準備など和気あいあいと楽しい業務。
合間に見逃していたエマ・ワトソン主演の「美女と野獣」も鑑賞させていただきました^^(役得!)
IMG_7913
アテンド業務中 緊張のさなかの私の気持ちをほぐしてくれた おもてなし部隊のメンバーとアナウンサーの小林節子さん。

IMG_7903
こちらも底抜けの明るさで私の緊張を吹き飛ばしてくれた総務担当の観光案内所の石倉さん(右)、植松さん(左)、そして映画祭公式カメラマンの田中さん(中央)。

そんなこんなで初の映画祭スタッフ業務は緊張感漂う中にも
非日常のたくさんの素敵な場面に出会え
「つながり」を感じる貴重な経験を積ませていただくことができました。

映画祭のスタッフは総勢100名のボランティアで構成されているということに
20年という年月の間に広がった人と人のつながりの輪。
IMG_7919
22日から24日の3日間 朝の8時からスタッフミーティングが開かれていました。(新星劇場前にて)

IMG_7924
上映時間の合間 休憩中のスタッフたち。

またドラマティックな「つながり」の場面もありました。
それは交流パーティの席でのこと。
「秋刀魚の味」で岩下さんが着用されたお着物の生地を織られた職人さんがお祝いに駆けつけてくださったのです。

映画を通じて人、もの、人がつながるご縁を目の当たりにして本当に驚かされました。

また、たくさんの楽しい時間を多くの人たちと共有できたこととともに全てが財産になったと感じています。

「つながり」という言葉から
ビジンサマ・マルシェのオープニングセレモニーで演奏してくださる予定だった
ネイティブアメリカンフルート奏者のマーク アキクサさんから頂いた言葉をご紹介します。

「ミタクエ・オヤシン」
和訳:私につながるすべてのものへ
(アメリカインディアンのラコタ族の言葉でお祈りの最後に口にされるものとのこと)
私なりの解釈ですが、
人は一人では生きられず、生きとし生きるものはすべてつながりのなかで生きている、
そうして物事は作られ、成し遂げられ世界が構築されている、
この世界で生かせていただいていることに感謝を捧げよう、

皆さんはどのように感じますか?

壮大なスケールの言葉を
一つのイベントを通じて実感できたそんな3日間でした。
今週も最後までお読み頂きありがとうございました。

さて今週もどこかで週に一度のベジタリアンライフを実践してみてくださいね!
美味しく、楽しく、快適な体づくりのために〜