すまいる農園さんの取り組み

こんばんは。
地産地消料理研究家の中村恭子です。

本日は、りんごの木のオーナー制度に取り組まれている小川村の「すまいる農園」さんのお話を引用させていただきます。
こちらの農園さんには私が代表を務める一般社団法人蓼科塾でも大変お世話になっています。

こちらのオーナー様からお話を伺うようになり、私はここ蓼科に移住してから農作物の栽培に関わる方のお話を色々と伺う機会があったのですが、まだまだ知らない現実があるなと感じています。

それはもしかすると私だけでなく多くの方がご存じないことなのではないでしょうか?
そう感じたので、「すまいる農園」オーナー様のご意見を投稿させていただくことにしました。
オーナー様にお断りの上掲載させていただいています。

※以下、スマイル農園オーナー様の私見です。

・・・・・
おかげさまで
たくさんのオーナーさんに恵まれて
りんごの木も幸せそうです。
本当にありがとうございます。

新しい第4すまいる農園の
りんごの木あと残り2本を残すところとなりました。

みなさんのご支援のおかげです。

本当にありがとうございます。

少し長くなります。
お時間のある時に目を通してください。

安心安全な食を求めるオーナーの皆様に、
出来るだけみなさんの求めるものを
ご提供したい気持ちは、10年以上りんご栽培に関わる身としては、より強くなっております。

農薬散布りんご消毒の現実は
いま話題のネオニコチノイド系農薬だけに限らず
大変たくさんの複合的な問題を抱えております。

消費者だった私自身、小さい子を抱えて産地に赴き、生産者と膝を合わせて、農薬削減について要望したことはなんどもあり、その度に、困惑される生産者の表情に、生産者との交流というやっと近づいた関係が一気に遠くなってしまったことがありました。

その時は、消費者側の目線でしかみれていなかったこと。いま、自分が生産者側に立てば立つほど、なぜ、困った表情をされたのか、痛いほどわかります。

この地域は、減農薬栽培をうたっておりますが、
農協基準栽培では、年間に14回の散布をおこないます。

14回の散布?
すべて、怖い殺虫剤???

この14回のなかには、油の散布、カルシウムの散布、
殺菌剤の散布が含まれています。

ネオニコチノイド系の薬剤は3回から4回

ヨーロッパでは禁止されたのになぜ?

これは、私見ではありますが、
日本の湿度が高い土地でりんご栽培をすることは、
大変むずかしいことではないか?と
感じています。

湿度があれば、りんごの大敵であるダニが発生します。
りんご農家において、ダニの発生は命取りです。
その年の収穫はできなくなるばかりか、影響がよく年にもかかわります。
りんごは、葉が命です。
30枚の葉が光合成をしてりんご1つに栄養を行き渡らせます。

ダニは葉を喰い、荒らし、最後には枯らします。

また、根などから感染する病気は、つぎからつぎへとうつります。

果樹のなかでも大変デリケートなりんご。

地域で発生した場合、壊滅的でした。
ダニがもとで、りんご栽培をやめ全て切ってしまった農家さんもいます。

農薬だけではなく、草刈りの問題もあります。
小さな草刈りは月に一度、年に4回から5回は、しっかりと草刈り。
生産者の高齢化が進むなか段々と、辛い草刈りができなくなります。農協でも簡単な除草剤が手に入ります。推奨さえしています。
まけば、いとも簡単に草がかれます。
除草剤は、枯葉剤。
土壌蓄積します。

現在の農薬は、消費者の感度の高さから、
農薬安全基準は高くなり、改良がおこなわれ、前の日散布して翌日収穫できる
効能が残らないものがほとんど。
逆に回数を増やさなければいけない理由にもなっています。

秋になれば、
りんごの品評会が各地でおこなわれます。
スーパー、百貨店には、美しいりんごが並びます。

病気になって、暗い斑点だらけ。それが、じきに腐り始める黒星病。
りんごを切るまでわからない、芯がくさる芯腐れ病、りんごの皮がススだらけになるスス病。
これらを、予防しなくては、スーパーにも並べられない。ましてや、保管も加工さえもできません。

農業者の高齢化、後継者不足、
農業機械のローン、
農薬の高騰、あらゆる負の連鎖があります。

私自身、りんごや果樹栽培以外はすべて、無農薬無化学肥料除草剤不使用動物性肥料不使用で作物、米、などを育てていますので、大変複雑な気持ちをかかえています。

6月中に、ネオニコチノイド系農薬を削減した
りんご農家へ伺います。前述の、私が、もっともっとと農薬削減を迫った農家さんです。

私にできることはなにか。私は、どうやってりんごの木とみなさんの安心安全をまもればよいのか?
方法はあるのか?

いまできること、ダニの発生を出さないための春の木の皮削り。
除草剤不使用、化学肥料不使用。
14回の消毒を10回以下に。
そして今年は、ネオニコチノイドを一回でも減らしたい。
そう考えています。

りんごの木命はどこにあるか?知ってますか?
根っこなんです。

りんごの枝の先端。一番先。左右前後に伸びた先。
なんとそこまで根はのびています。
2年前まで、
りんご消毒のために、大変重い散布車が走りました。
昨年からお引き受けしてから
私は散布車を、持っていませんので
二人でホースを引っ張り
三時間かけて散布します。

たった一年で地面がふわふわに柔らかくなり、
枝かのびてゆきました。

そうです、根が柔らかな土のなかで手をのばしているのです。

散布車が走っていたころは、カチカチの土でした。

木の力が蘇れば、木、自ら
自分を守ることができるのではないか?

できることから、丁寧に
可能性を見つけたいと考えています。

どうか、お見守りください。

・・・・
以上

今後もこうしたご意見をご紹介させて頂く予定です。

さてさて、長い目で見ると私達が週に一度のベジタリアンライフを取り入れることで
でこうした現状を変えていくことができるのではないかと私は思います。

育まれた命は、つながっていきます。
その背景には命の尊厳があり大切にされてこその循環なのだと思います。
人だけでなく、動物も植物も。

そんなわけで(^^)
今週もどこかで
週に一度はベジタリアンライフを!
美味しく、楽しく、快適な体づくりのために〜

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