地産地消

地産地消とは一言でまとまめると「生産された土地で、その生産物を消費する」ということです。
「身土不二」最近よく目にしたり耳にしたりする言葉の一つかもしれません。
もともとは仏教用語ですが食養の理論に用いられ広まった考えで「人間は自分の生まれ育ったその土地(環境)と一つである」
つまり、「人間も環境の一部であるからには、その気候風土の変化に適応していくことで、本来の人間として健やかさが維持できるもの」と考えます。
寒い季節には温かい食べ物を、熱い時には体を冷やす食べ物を頂くことで、体は快適に季節の変化に順応してゆきます。
また、寒い時期には体を温める根菜類が旬になり、熱い季節には体を冷やす、キュウリやトマト、ナスといった果菜類、果物などが旬を迎えます。
自然のサイクルが体に快適な食べ物を与えてくれているのに、わざわざ寒い季節に冷たいアイスクリームや南国のフルーツを取り寄せて食べ続けていると、体はびっくりして悲鳴をあげかねません。
日本には昔から「四里四方に病なし」という言葉がありました。
四里とは16キロメートル、四方とは4つの方角のことです。
自分の暮らす場所から歩いてゆける範囲で取れたものを食べていると病気にならない、という内容に解釈できます。
日本国内であっても、例えば東京に暮らしている人が沖縄の食べ物を食べようということになると、飛行機ではあっという間の距離ですが、歩いていくとなると大変です。
それだけ離れた場所では、取り巻く自然環境が違います。ということはそこで育つ食物も違うのです。
その土地ならではの食材を味わうということは旅行の一つのお楽しみとして、日々の快適なからだ作りのために、できる範囲で、近隣の旬の食材を選ぶ地産地消を実践してみてはいかがでしょうか?

撮影 秋元良平